カレーの日は、ちょっとだけ気が重い。
作るのは楽しい。食べるのも、もちろん楽しい。
気が重いのは、そのあと。シンクに残された、あの鍋です。
今夜の献立、3人カレー
Substackの中に「サブスタ献立部」という場があります。
その日の献立を、みんなでお知らせし合うところです。
あみっちさんに紹介していただいて、てらなおさんと同じ日にお邪魔しました。
数日のぞいてみて、思ったこと。
これ、「今夜のおかず、何にしよう」と悩む夕方に、すごく効きます。
冷蔵庫の前で立ち尽くす時間が、ちょっと減りました。重宝しています。
そして今晩。
てらなおさんも、ゆかりっくさんも、私も、カレーでした。
3人、被りました。
示し合わせたわけでもないのに。
カレーって、やっぱり「迷ったらこれ」の王様なのかもしれません。
カレーの、そのあと問題
カレーは美味しい。でも、私はカレーの後の鍋洗いがとても苦手です。
鍋のフチにこびりついたルー。
底に残った、もったりした茶色い膜。
スポンジを当てた瞬間、スポンジが黄色く染まって、ぬるっとする。
そして、なかなか落ちない。
一度カレー色になったスポンジは、もう元の色には戻りません。
「このスポンジ、まだ使えるのに……」と思いながら、毎回ちょっと悲しくなります。
夫の「自己流・煮洗い」
夫はカレーが好きです。
なので、「カレー鍋を洗うのが大変で」とこぼしてみました。
すると夫が、自己流の洗い方を教えてくれました。
汚れた鍋に、食器用洗剤を小さじ1くらい入れる
水を入れて、火にかける
沸騰したら火を止める
そのまま10分放置
スポンジでさっと洗う
これ、たしかにきれいになります。
しかも、スポンジがほとんど汚れない。
初めて見たときは、ちょっと感動しました。
でも同時に、こうも思いました。
「洗剤を煮るって、大丈夫なの?」
「世の中には、もっといい方法があるんじゃない?」
そこで、調べてみました。
集めた洗い方は、AIに採点してもらっています。
夫の方法も、もちろん採点対象です。
世の中のカレー鍋の洗い方、集めてみた
洗剤メーカーや食品メーカー、家事の知恵まで。
よく出てくる方法を、ひとつずつ見ていきます。
① まず拭き取る(キッチンペーパー・ゴムベラ)
洗う前に、残ったルーをペーパーやゴムベラでぬぐっておく方法です。
いちばんよく見かけた「基本のき」でした。
スポンジが汚れる原因は、ルーの油と黄色い色素。
先に取ってしまえば、スポンジに移る量そのものが減ります。
排水口に油を流さずに済むのも、うれしいところ。
AIの評価:★★★★★
地味ですが、最強の下ごしらえ。どの洗い方と組み合わせても効きます。
② ぬるま湯+洗剤でつけ置き
洗剤メーカーのライオンが、自社の公式サイトで紹介している方法です。
カレーがこびりついた鍋に洗剤を入れ、ぬるま湯を注いで30分ほど置いておく。
洗剤の量の目安は、水1リットルに3ml程度。
あとは、ゴシゴシせずに軽く洗うだけ。
カレーの汚れは、油だけではありません。
ルーの小麦粉やじゃがいもの「でんぷん」も混ざっています。
冷えたでんぷんは固くなります。でも、水分を含むとふやけます。
ぬるま湯なら、固まった油もゆるみます。
AIの評価:★★★★★
メーカーのお墨付き。火を使わないので、ほったらかしにできるのも強い。
③ 重曹を入れて煮る
焦げつきや着色汚れに、重曹を入れて煮る方法です。
重曹は弱いアルカリ性で、油汚れをゆるめる働きがあります。
ただし、注意点があります。
アルミの鍋に使うと、黒ずむことがあります。
鍋の素材を選ぶ方法です。
AIの評価:★★★☆☆
焦げたときの「奥の手」。毎回のカレー鍋には、ちょっと大げさかも。
④ パンやご飯でぬぐう/カレーうどんにする
鍋に残ったルーを、パンでぬぐって食べてしまう。
あるいは、だしとうどんを入れて、翌日のカレーうどんに。
家庭の知恵として、昔からある方法です。
汚れを「洗う」のではなく、「食べて減らす」。
発想の転換です。
AIの評価:★★★★☆
理屈も味も満点。ただ、毎回カレーうどんを食べたいかは、家族次第です。
⑤ 黄ばみは日光に当てる
洗ったのに、ゴムベラやタッパーの黄色が残る。
そんなときは、日光に当てる方法があります。
カレーの黄色は、ターメリックに含まれる「クルクミン」という色素です。
ハウス食品の公式Q&Aによると、クルクミンは紫外線で分解されます。
繰り返し日光に当てると、シミが薄くなるそうです。
ちなみに同じQ&Aには、こんな話も。
石けんなどアルカリ性の洗剤を使うと、シミが赤く変色するそうです。
カレーの黄色、なかなか手ごわい相手です。
AIの評価:★★★★☆
鍋本体というより、まわりの道具向け。お金もかかりません。
では、夫の「煮洗い」はどうなのか
いよいよ本題です。
夫の方法を、AIに評価してもらいました。
理屈は、合っている
まず、きれいになる理由はちゃんとありました。
お湯の熱で、固まった油が溶ける
水分と熱で、こびりついたでんぷんがふやける
洗剤が、溶けた油を包んで浮かせる
10分の放置が「つけ置き」の役割を果たす
つまり夫の方法は、②の「ぬるま湯つけ置き」の、熱々バージョンでした。
スポンジが汚れないのも、納得です。
ただし、気になる点もある
一方で、AIからはこんな指摘も出ました。
・洗剤を煮る方法は、メーカーの推奨としては見当たらない
調べた範囲では、洗剤メーカーが勧めていたのは「ぬるま湯でつけ置き」でした。
火にかける方法は、紹介されていませんでした。
・泡の吹きこぼれに注意
洗剤入りの水は、沸騰すると泡が立ちやすくなります。
目を離すと、コンロまわりが泡だらけになるかもしれません。
・酵素入りの洗剤なら、熱がもったいない
最近の洗剤には、でんぷんなどを分解する「酵素」入りのものがあります。
酵素は熱に弱いので、沸騰させると働きにくくなると考えられます。
・鍋の素材によっては、取扱説明書を確認
フッ素加工の鍋などは、メーカーごとにお手入れ方法が決まっています。
心配なら、鍋の説明書を見るのが確実です。
AIの総合評価:★★★★☆
「理屈は正しい。でも、沸騰まではいらないかもしれない」
これがAIの結論でした。
同じ原理なら、ぬるま湯+洗剤で30分置くほうが、安全で、ガス代もかからない。
夫の方法は「早く片づけたい日の時短版」として、目を離さずにやるのがよさそうです。
ちなみに、夫からこの洗い方を初めて聞いたときの、私の感想。
「へーー、伊東家の食卓に出せばよかったね」
視聴者から届いた暮らしの裏ワザを紹介していた、あの懐かしい番組です。
AIの採点は、★4つ。裏ワザとしては、なかなかの成績でした。
結論:わが家のカレー鍋は、こう洗う
調べた結果をまとめると、わが家の手順はこうなりました。
食べ終わったら、まずゴムベラかペーパーでルーをぬぐう
ぬるま湯と洗剤を入れて、30分ほど放置(急ぐ日は、夫式で)
スポンジで、さっと洗う
黄色くなったゴムベラは、ベランダで日光浴
いちばん効くのは、実は①の「先に拭き取る」でした。
派手な裏ワザより、ひと手間の下ごしらえ。
料理と同じですね。
献立部のおかげで、カレーの日がちょっと楽しみに
カレーが3人被った日に、鍋の洗い方を本気で調べることになるとは。
献立をお知らせし合う場があると、こういう寄り道も生まれます。
みなさんのお宅では、カレー鍋、どうやって洗っていますか?
ぜひ教えてください。
次のカレーの日は、鍋の前で悩む時間が、少し短くなりそうです。





元・化学屋です。洗い物は得意です。薬品で汚れた4つ口フラスコに比べると、お鍋やお皿を洗うのはだいぶ楽です。
最初の方法が一番合理的だと思います。そもそも油(カレーも)と水は混ざりません。
洗剤はそれを無理やり混ぜる薬品です。あまり合理的じゃありません。
ホントは油(溶剤)で洗うのがいいんですが、ご家庭では使えません。
物理的にこする、拭き取るのが一番よい方法です。
僕なら、最初からスポンジや洗剤は使いません。たわしでカレーをあらかた擦り落とす→残ったカレーや油をペーパーで拭き取る→油分が少なくなってから洗剤で洗う、かな🤔
ママゴトラボさん、初めまして✨私もゴムベラでなるべくこそげ取ってからしばらくお湯に浸しておくパターンでした。
ちゃんと洗ってもしばらくは残り香?が気になる時がありますね💦